2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

モーホーを見抜く力 (ナニワのおじき)

こうして私は西はカリフォルニアから、東はアラビア半島の紅海 まで、世界中のモーホー諸氏と知己を得る機会を得た訳である が、この経験を通じてモーホーに対する見識眼が鍛えられたこと は言うまでもない。 昨今では、「聞く力」、「叱る力」、「諦める力…

インドのTV

賃貸マンションに入り、リビングルームにTVが設置されている まではよかったものの、あまりに高い位置に設置されてあるの で、肩と首が凝ってしょうがない。 仕方なく、スポーツバーよろしく、立ち食いしたり、立ち飲みし ながら映画を見ていたが、自宅でこ…

インドに住む(グルガオン)

物件を見て回った際に、家のオーナーから明日にでも入居でき ると言われたが、結局3週間経って、ようやく新居に入居でき た。これでも、無茶な改修、家電製品の取替えなどを依頼しな かったせいか、早い入居だと言う。 集合マンションの11階の1104号室。そ…

インドの食事情

私の住んでいたグルガオン郊外のマンションから歩いて数分の所にショッピ ングモールがあったが、その中にある大型スーパーマーケットでは、食料品 や生活用品の他、輸入物のアルコール類、アイスクリーム、調味料、菓子な ど、日常生活に必要なものは何でも…

インドのヒジュラ

叙事詩「ラーマーヤナ」の舞台として知られる南インドの有数 の聖地ラメシュワラムで、湾を周遊するボートに乗っている と、隣の席に若い男女のカップルが座った。 だが、この女の様子がどうもおかしい。パートナーの男の肩に 腕を回しながら、外人である私…

東西文化事情

亀丸「今回は全員日本人だ。つまんねえなあ。日本人の英語を聞くためにわざわざ ロンドンまで来てる訳じゃねえのに・・・」 笑福天「もしかしたら、日本人だけの方が勉強になるかもしれないよ。人のふり見て 我がふり直せって言うじゃない」 女教師「あら、…

【海外で働く!就活日記⑨】年収1千万円の夢

日本の新聞の求人広告欄を見ていると、派遣社員の募集ばかりで、年齢的に 正社員として引っ掛かりそうなところは皆無。仮に年齢的にセーフだとして も収入面で条件に合わない。そんな中、ひとつ目を引く広告があった。 「年収1千万円。日本人現場労働者の通…

インドの下痢を徹底検証!

昨日、本ブログにアクセスしている人の解析データを覗いてみた。 すると、力車進と入力して「ブログトップ記事」に入ってきた人に次いで、 「インドで下痢した場合の対応」で検索し、本ブログに入ってくる人が多い ことが判明。 「バカ野郎!なんなんだブロ…

インド・聖地バラナシ紀行①

バラナシは、破壊と創造の神シバの聖都であり、ヒンズー教最大の聖地である。 ガンガー(ガンジス河)に寄り添うように栄えてきたこの街の歴史は古く、 三千年にわたり、ヒンズー教徒による長い巡礼の目的地とされた。 街には三千を越す寺院や祠があり、年間…

現代のインド

近年になってインドの経済成長が脚光を浴びるようになると、これまで先進 国がインドに対して植えつけた一面的なイメージを払拭しようという声が 識者の間から聞こえるようになってきた。 ---先進国の人間がインドに対して抱くイメージ--- 神秘の国インド。…

カリフォルニアの美青年

私はバンコクからエアコンの効きまくったワゴンバスに乗り、リゾート地 プーケット島にやって来た。しかし金をケチって、繁華街から離れたバン ガローに泊まっていたのが災いしたか、話相手が捕まらず、滞在三日目に して完全に退屈モードに入っていた。 そ…

I WANT TO SPEAK ENGLISH③ 私は英語を話したい 

女教師「それでは次の質問よ。あなたのOWN(所有)するもので一番重要な ものはなんなのかな?」 亀丸「家族です」 女教師「いい答えね。しかし残念だけどOWNという言葉は、人や動物に対しては 使えないのよ。たとえば、ダイヤモンドとか車とか、物質…

スピリチュアル紀行◆世界最大の祭「クンブメーラ」後編

夜明け前に、急に大量の警官が投入され、サドゥー(ヨガ行者)が行進する通路が整備された。この通路はサドゥーのテント村から、ガンジス河まで数百メートルに渡って続いている。 最初に現れたのはサドゥーの親玉たちだった。馬にまたがり、全身を白い灰をま…

イラン国営航空のパイロット

場所はインドの首都ニューデリー。 生まれて初めての海外旅行で、外国人と触れ合う機会に興奮冷めやらぬ 二十歳の私は、炎天下の中、「コンノートプレイス」というイギリスが 設計したオシャレな場所を歩いていた。 ここにはニューデリーの中心部でレストラ…

ヨルダン・ぺトラ遺跡

アラビアのロレンスに男のロマンを感じた私は、紅海に面するアカバにしばらく滞留していたが、ある時世界遺産のぺトラ遺跡に日帰り旅行に行くことにした。 すると、安宿の相部屋にいた中山君からお声が掛かった。 「お供してよろしいでしょうか?」 当時、彼…