インド・聖地バラナシ紀行②
ガンガーに向かって歩く。夢で見た景色。
子供芸人。
ガンガーに向かってバガバッドギータを読む老人や、物乞いや、不具者の行列。
ガートに到着。
ガンガー(ガンジス河)の西岸では、寺院や離宮が高く聳える高台から、
河に向かってなだらかな石造りの階段が続いており、これをガートと呼んでいる。
ガートは実に八十を越え、最南端のナグワ・ガートを先頭に、北の方角に向って
数キロにわたる。
創造神ブラフマーが馬十頭を祭祀の生贄に捧げたとされるダシャーシュワメード・
ガートは岸辺の中心に位置する最も有名なガートであり、街で売られている絵葉書
の沐浴風景もここであるのが常である。
岸辺には、巨大茸のごとき傘が立てられた露天が所狭しと並び、巡礼者を乗せる
木製の細長いボートが河の岸壁に押し寄せる中、聖なる水を両手で掬い祈りを
捧げる者のほか、歯を磨く者、洗濯する者、水を掛け合い遊ぶ子供達の姿が
見える。
地方から来た巡礼の一団。川辺で瞑想。
三途の河。
ボートから眺めるガート。
未亡人。
祈りを捧げる。
同じくバラナシを代表するマニカルニカー・ガートは、ダシャーシュワメード・
ガートと比べると、華やかな観光地としての趣きは一切なく、むしろ殺風景で
荒涼とした印象がある。
それは、ここが死のガートと呼ばれる火葬場のガートだからである。
バラナシには、マハーシュマシャーナという別名もあるが、これは大いなる
火葬場という意味であった。
火葬場の職人。
火葬場で水浴びをする聖牛。
悠久の河。
夜には、プージャ(祈りの儀式)が行われる。