【海外で働く!就活日記】1次面接合格

一次面接に行くと、アジア人の顔をした面接官だった。

流暢な英語を話すことから、生まれ育ちがオーストラリアの移民二世であるに

違いなかったが、それでもパツ金でなくてホットするのは、日本人の性か。

その面接官は、私の履歴書を見ながら、過去の職歴や志望動機、あるいは当社の

求める仕事ができるか?といった当たり前のことを聞いたが、やはりここは

西洋の文化であり、年齢については一切聞かれない。年齢、人種、宗教などを

聞くことは法律違反になるためだ。

面接は20分程度で終わったが、気が付けば面接官が7割くらい喋ってくれた

ので、私は時に神妙な顔をし、時に微笑みを浮かべて相槌を打つことに徹し

まくった。

その甲斐あってかどうか、その場で翌々日の二次面接(最終面接)に来てくれ

と言われた。私の他にも日本人の最終候補者がいるとも言われたが、初めての

最終面接に私の期待は否が応でも膨らんでいく。

月曜日にリクルートエージェンシーのクリスから電話があり、同じ週の金曜日

には最終面接。この会社は勢いのある新興企業だけあって、スピードが速い。

私はこのようなスピード感覚が気に入った。