シドニーのスピリチュアル展 「Mind Body Spirit」
シドニーでは年に2回「Mind Body Spirit」展が開催される。
いわゆる「スピリチュアル世界」の展示会で、だいたい6月と10月に各4日程度
開催されているが、私は(なにがしかのインスピレーションを得るべく)
今月3回目の訪問を行った。入場料20ドル。
会場には数え切れぬほどの展示ブース――オーラ診断所、パワーストーン売場、
古代エジプト文化の研究会、インド人グルの支援団体、指圧マッサージ師、
霊気治療者、アロマセラピスト、瞑想音楽のCD屋、古物商、シンガポールから
来た手相見、アボリジニ工芸店、タロットカードの専門店など――が所狭しと
並んでおり、見ているだけで面白いが、この展示会の目玉は霊能者たちによる
有料「Reading(鑑定)」ができることである。30分で45ドル。
総勢20人ほどの霊能者たちは、シドニーを中心に豪州各地から集まってくるが、
中にはアメリカ出身の黒人男性やインド人女性などもおり、国際色豊か。
私は霊媒師Xの常連であるが、この世界で40年のキャリアのある彼女に視て
もらうのに、4時間も待つこととなった。
私は常連ということもあり、未来がどうのこうのというより、お土産の花まで
持って雑談に行くという変わった客である訳だが、「あなたのおばあちゃんが
今、隣に来てるわよ」なんて言われると思わず鳥肌が立ってしまう。
ガイドスピリット(守護霊)を描いてくれる絵師もいる。それがどのような
ものであるかは別の機会に説明するとして、誰かが描かれている姿を見ている
だけで武者震いするほどである。
同じことを日本でやれば大ブレイクかも知れない(が、このようなコンセプト
の展示会が果たして日本にあるのかどうか私は知らない)
他にも特設会場でチベット僧が法螺貝を吹いたり、中国人の講師が気功を
教えたり、TVで見かけた有名霊能者のレクチャーがあったり・・・
盛りだくさんのイベントである。
自宅に帰ると、私のデジカメが奇妙な物体を写しているというおまけもあった。